台湾で日本の美術品の海外最大規模の特別展
台湾南部にある「故宮博物院」の分院で、日本の国宝などの美術品による海外では最大規模の特別展が始まりました。
この特別展は、中国の歴代王朝の宝物などを所蔵する台北の「故宮博物院」の分院として去年、台湾南部の嘉義県にオープンした「故宮南院」で10日から始まり、12日は台湾と日本の関係者が出席して記念の式典が開かれました。
特別展では東京国立博物館と九州国立博物館が所蔵する、絵画や仏教彫刻など、合わせて151点が展示され、このうち、国宝や重要文化財が60点余りに上ります。
安土桃山時代の絵師、狩野永徳の晩年の傑作とされる「檜図屏風」は、大きなひのきの枝をふりかざすような迫力のある構図が特徴です。
江戸時代を代表する画家、尾形光琳の「八橋蒔絵螺鈿硯箱」は黒の漆が塗られた箱の表面に、カキツバタなどをデザインした情景が、金粉などを使って豪華に表現されています。
特別展は、おととし、故宮博物院の宝物の特別展が日本で初めて開かれたことへの感謝の気持ちを表そうと開かれ、日本の国宝などの海外での展覧会としてはこれまでで最大規模だということです。
東京国立博物館の銭谷眞美館長は「日本美術が持つ多様性や豊かさを実感してもらいたい」と話していました。
特別展では東京国立博物館と九州国立博物館が所蔵する、絵画や仏教彫刻など、合わせて151点が展示され、このうち、国宝や重要文化財が60点余りに上ります。
安土桃山時代の絵師、狩野永徳の晩年の傑作とされる「檜図屏風」は、大きなひのきの枝をふりかざすような迫力のある構図が特徴です。
江戸時代を代表する画家、尾形光琳の「八橋蒔絵螺鈿硯箱」は黒の漆が塗られた箱の表面に、カキツバタなどをデザインした情景が、金粉などを使って豪華に表現されています。
特別展は、おととし、故宮博物院の宝物の特別展が日本で初めて開かれたことへの感謝の気持ちを表そうと開かれ、日本の国宝などの海外での展覧会としてはこれまでで最大規模だということです。
東京国立博物館の銭谷眞美館長は「日本美術が持つ多様性や豊かさを実感してもらいたい」と話していました。
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