2008年6月7日 星期六

平山郁夫の薬師寺玄奘三蔵院 ≪大唐西域壁画≫

平山郁夫 Ikuo Hirayama 悠悠大河


■平山郁夫の生い立ち
(1)中学入学・原爆被爆
(2)東京美術学校入学
(3)日本画家への道
(4)仏教伝来
(5)ヨーロッパの分厚い宗教芸術の伝統に触れる
(6)日本文化の源流を訪ねて
(7)世界へ向けて
(8)薬師寺玄奘三蔵院 ≪大唐西域壁画≫
(9)文化活動と社会的貢献
(10)文化財赤十字構想
1980年(昭和55)5月13日、奈良・薬師寺玄奘三蔵院壁画絵始めと平山郁夫絵所(鎌倉の自邸内)開きの式が挙行されました。
  西暦645年、足掛け17年にわたるインドの旅から仏法をもたらした中国・唐代の高僧玄奘三蔵は、平山郁夫にとって《仏教伝来》を主題とする作品制作の原 点をなすものです。平山郁夫が壁画を奉納した絵殿は小さな講堂ほどで、天井には星宿(星座)を配し、壁面には玄奘の功績を荘厳するため、7場面からなる 《大唐西域壁画》が描かれました。高さ2.15メートル、幅50メートル(柱を含む)の大壁画で、玄奘三蔵の足跡を訪ねた30年間の取材旅行の集大成とし て、2000年12月31日に奉納されました。
  平山郁夫美術館には、この壁画の制作に使われた同寸の大下図が所蔵されています。
壁画下図の前で
自宅絵所(アトリエ)にて(1991年)
 
薬師寺玄奘三蔵院の起工式で柱材に手斧(ちょうな)をいれる。
(1984年)

同起工式で壁画下絵を建物に巻き付け、高田好胤薬師寺管長が署名、朱の手印を押した。
 
   
高田好胤管長と平山郁夫の手印と署名
平山郁夫美術館 所蔵

薬師寺の散華
平山郁夫の原画による。

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