石黒宗麿 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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中国宋時代の天目茶碗から由来するといわれている
天目釉を文字と左側の凹面に用いました。
和・洋のいずれの住宅にも、似合います
文字は,戯遊詩画人「いずみ椿魚氏」椿魚書体
約13ミリの厚手の陶板表札です。
素地の粒子の粗さが、やきものの素材感・
質感を引き立てます。
落款には、戸主の方のお名前が
刻み込まれます。
油滴(ゆてき)
中国宋時代の天目茶碗のひとつで、黒釉の茶碗の内外に、油の点滴に似た小斑紋散在する。
文化勲章受章の有田焼作家・青木龍山さん死去…81歳
「天目の龍山」と称され、色絵(いろえ)の伝統産地・佐賀県有田町で異色の黒い釉薬(うわぐすり)を追求し続けた、文化勲章受章者で日本芸術院会 員の青木龍山(あおき・りゅうざん、本名・久重=ひさしげ)さんが23日午後11時10分、肝不全のため亡くなった。81歳だった。
告別式は26日正午、同町南原甲1113の11の有田セレモニーホールで。自宅は同町外尾山丙1595。喪主は長男、清高(きよたか)氏。
有田の窯元に生まれ、多摩美大日本画科を卒業後、高校の美術教諭をしているうちに呼び戻されて陶芸の道へ。1954年の日展に「花紋染付大皿」を 初出品して入選した。天目作品「豊」が71年の日展特選を受賞。造形美の「豊」シリーズから、黒い磁肌に銀色などの線を生かした「渚」、リズムを表現した 「韻」と、名品を生んだ中国・宋時代の天目に現代感覚を取り入れ、作品を展開した。
91年の日展に出品した「胡沙の舞」で日本芸術院賞を受賞し、翌92年に日本芸術院会員。日展常務理事に就任、工芸部門の審査主任を務め、現代工芸のレベル向上に力を尽くした。
99年秋、文化功労者の顕彰を受け、2005年に文化勲章を受章した。
◆「黒の青木」地元から惜しむ声
青木さんはここ3年ほど中国・明代の染め付けに興味を持ち、天目と並行して作品づくりに励んでいた。昨年6月、妻の綾子さんを亡くしてから肝臓の 持病が悪化。半月ほど前から車いす生活になったが、創作意欲は衰えず、入院する前日の今月19日には庭のボタンの花を皿に描いていたという。
悲報に接した有田焼の人間国宝の十四代酒井田柿右衛門さん(73)(佐賀県有田町)は「有田の歴史と技術を体得した上で新しい世界を見せてくれた。やればできると若い作家に教えてくれた」と話した。
有田焼の白磁で知られ、「白の井上、黒の青木」と並び称される人間国宝の井上萬二さん(79)(同)は、50年来のつき合い。1月に青木さんが福岡市で開いた個展で会ったのが最後に。「先輩なのにいばるところがない、おおらかな人だった」と悼んだ。
有田焼の十四代今泉今右衛門さん(45)(同)は「印象に残るのは笑顔。でも、陶芸の話になると真剣な表情に変わった。有田の文化を引き上げてもらった感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
昨年12月に日本芸術院会員となった唐津焼の中里逢庵(十三代中里太郎右衛門)さん(84)(佐賀県唐津市)は「同じ芸術院会員として二人で日展系の陶芸家を育てていこうとしていた。惜しい人を亡くした」と肩を落とした。
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