2008年10月27日 星期一

日本小型車

きびきび 小さな「iQ」

 トヨタ自動車は超小型車「iQ(アイキュー)」を11月20日に発売する。軽自動車並みのサイズだが、走りの良さや高い安全性を追求し、1クラス 上の走りや質感を目指した。各メーカーがしのぎを削る小型車の中でデザインなどで異彩を放つ存在となりそうだが、維持費を考えると、軽自動車もライバルと なりそうだ。(戸塚光彦)

軽より短い

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トヨタiQ。小さいボディーだが、走りは快適。狭い道でも楽々と走れる(トヨタ自動車提供)

 iQの全長は2・985メートルと、一般的な軽自動車よりも約40センチ短い。最小回転半径は3・9メートルと小回りの良さは抜群で、狭い道での運転や縦列駐車も苦にならない。

 全幅は小型車「ヴィッツ」と比べてもほとんど変わらない1・68メートルあり、正面から見るとそれほど小さい印象は受けない。どっしりとしたバンパーは存在感を発揮し、街中で見れば一目で分かる顔つきだ。

 小さい車に4人が乗れるようにするため、通常は助手席の前にあるエアコン本体を20%小型化した。インストルメントパネルは助手席側をへこませ、その分をシートを前に出せるようにして、助手席側の後部座席にゆとりをもてるようにした。

 開発責任者の中嶋裕樹チーフエンジニアは、「車の大きさを先に決め、どうやったら4人が乗れるかという発想で、従来の延長線上にないアイデアが生まれた」と話す。

初心者も安心

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トヨタiQ。運転席より前に動く助手席側は、後部座席にゆとりがある(トヨタ自動車提供)

 運転席は小さい車体の真ん中に近く、車の重心とほぼ一致する。加速やカーブの感覚を直接的に味わえる。排気量1リットルのエンジンは68馬力と必 ずしもパワフルではないが、890キロの車両重量には十分。1・3リットルエンジンの投入も計画され、スポーティーな走りを楽しめる。

 小さい車だけにふらつきが心配になるが、タイヤの横滑りなどを電子的に制御する装置を全車に標準装備し、初心者でも安心して運転できる。後部座席の後ろ側には、世界で初採用の後ろからの衝突に備えたエアバッグもつけ、安全性にも配慮した。

税金に違い

 小型車でも、iQのような個性的なデザインの車が増えつつある。

 日本では2000年に発売されたメルセデス・ベンツのスマートが代表例だ。丸みを帯びた特徴的なデザインで「小さい車」=「安い車」という既成概 念を打ち破り、全世界での累計生産台数は100万台を突破した。01~07年には国内で軽自動車仕様もあったが、エンジン排気量が1リットルに拡大され、 姿を消した。

 三菱自動車のi(アイ)は、珍しい後輪駆動で、運転の楽しさが自慢。エンジンは後部座席の下にあり、室内が広い。

 小型車選びでは維持費を気にする人も多いだろう。ガソリン代に響く燃費は一般的には、排気量が小さいほど良い。

 また、自動車税は、軽自動車なら年7200円だが、iQやスマートなら年2万9500円、ホンダの「フィット」なら年3万4500円と大きな違い がある。しかも、燃費のよいiQやフィットなら購入翌年度は自動車税が25~50%軽減される。車の重さによって変わる自動車重量税もあり、税金の違いに も注意したい。


(2008年10月23日 読売新聞)

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