2008年2月5日 星期二

設計與安全

中国製電動ベッド死亡事故、経産省が設計上の不備を指摘

 愛知県豊田市で昨年12月、4歳の男児が中国製の電動ベッドに首を挟まれて窒息死した事故について、経済産業省は5日、リモコンの不具合やモーターの力が強すぎることなどが原因だった可能性が高いと発表した。


 同省は、設計上、事故を防止する機能が不十分だったと指摘。これを受け、問題の製品を輸入・販売した通信販売会社「ベルーナ」(埼玉県上尾市)は2005年~今年1月に販売した約2万4000台のリコール(無償改修)を届け出た。

 リコールの対象となるのは、「ユニバーサルシリーズ」として販売されたリクライニング機能付きの「ネオ・ユニバーサル」「ユニバーサルV」「ユニバーサルDX」「ユニバーサル6」「ユニバーサル7」の5機種。

 同省によると、この5機種は、マットの背もたれ部分を動かすリモコンのボタンが凸型になっており、リモコンを裏向きに置くと勝手に動き出すおそれがある。また、モーターの力でマットを倒す仕組みになっているのに、愛知県の事故のようにマットと頭側の板の間に人が挟まれた時にモーターを停止させる機能も設けられていなかった。

 愛知県以外の事故は報告されていないが、同社には「リモコンを操作していないのにベッドが動いた」などとする苦情が計36件あった。同省では、苦情を受けた後も同社が十分な原因調査を行っていないことも問題視している。

 電動ベッドの利用者には、寝起きが困難な高齢者も多いため、同社は顧客宅に社員を派遣して、リモコンやモーターを交換し、すき間への侵入防止ネットなども設置する。
 問い合わせはフリーダイヤル(電0120・85・7890)へ。
(2008年2月6日02時13分 読売新聞)

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